Wealth Creation is all about.

(pic from tweet of @benioff)

一度は大統領候補とも噂されたコリン・パウエル元国務長官。如何にも聡明そうで、落ち着きを感じさせるけど、ちょっと茶目っ気もありそうなその顔を、湾岸戦争の頃は何度もテレビで見たもの。

そのパウエル氏がSalesforce社が開催したCloud Force Japanの会場に来場するというので、ちゃんとこの目で見ておこうと思い、割とミーハーな私は行ってこの目で確かめてきました。

Salesforce社の演出はド派手で素晴らしいものでしたが、会場に入ってきたパウエル氏は、まったく気負ったところがなく、爽やかな空気とともにやってきました。

パウエル氏をSalesforce社がわざわざ東京の会場に引っ張ってきた意図はよく分かりませんでしたが、やはり元軍人、政治家らしく、ちょっと普通のビジネスパネルとは違ったレベルの話しがそこでは展開されたように思います。生々しい仕事があって来たのに、仕事から離れた自分たちの人生、仕事の意義を考えさせられる、そこの会場にいたビジネスマンの多くが、話しを聞きながらそんな感覚を味わったのではないかと思います。

あそこで話された話題について、さまざまな感想がtwitterなどであがっていましたが、自分が一番印象に残ったのは、テクノロジーの進化などに伴い、世界のあり方がどうなっていくかについてマーク・ベニオフから問われたパウエル氏が、”wealth creation”が重要なことだと、自然な口調ではあるけれども何度も繰り返していたことです。

世界の全て。企業も、教育も、政府も、テクノロジーも、イノベーションも、人々を貧困から救い、社会の底辺を引き上げ、豊かにするために存在している、という話しでした。それこそが一番大事なミッションだ、ということを言っていました。

Wealth creationというと単に資本主義的に「富を創造」という意味に捉えそうになってしまいますが、パウエル氏が語る口調を聞いていたことで、それが全く違う意味であることを瞬時に捉えることができ、この一言を聞くためだけにでも、わざわざお台場に行った価値があったと思います。

たしかに、なぜ人はこんなに一生懸命働いているのか。

それは自分達自身がより豊かな生活を送り、社会が豊かになり、より理性的で、賢明で価値のある人生を送るために社会全体が一生懸命に働いているし、子どもを教育しているし、経営者は企業を運営しているし、納税者は政府という組織を作り出して支えているんだよ。そういうことが、スーッと心の中にイメージされました。

テクノロジーも、ただ単に便利にしている、ということではなく、何かを豊かにして、新しい文化を創造する一役を担っているからこそ、テクノロジーとなる。そう、私は解釈しました。

人間は素晴らしい。ダメなところも失敗することもあるけれども、それでも1人1人が何とか前に進もうとし、その力の集まりが結果として、ほぼ無意識ではあるけれど、社会の長期的な発展・進化を実現していく。そういう力学を生来の性質としてもっているのだということを、パウエル氏がそれを気付かせてくれたように思います。

人は、人生の中で、何度か思いもよらないタイミングで心に刻まれるような体験をしたり、言葉に出会ったりするものですが、今日の「wealth creation」という言葉は、自分にとってそんな言葉の一つになったように感じます。

感動したので、早速、パウエル氏の本を読んでみることにしました。本を通じて、じっくりその思想に触れてみたいと思います。

マイ・アメリカン・ジャーニー

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