今日の学び:礼節。配慮。

『先ず其の言を行うて、而して後之に従ふ。』(論語 為政第二)

 

今日初めて参加した論語の勉強会で教わった言葉。口先達者で実行の伴わないようではいけない。まず行うこと、という話でした。過去を振返るとまるで自分自身に言われたような気持ちになり、日々心に留めて意識しようと思いました。

今日は慶応大学の教室で講義を受けたのですが、三田キャンパスの古い教室は古風で小さな机と椅子がぎっちりと並んでいて、久しぶりに小学校に戻ったような新鮮な感覚でした。周りも多数の若年〜中高年の人で満員状態で、日本は勉強熱心な、良い国だなと強く思いました。

今日は軍事アナリストの小川和久さんが講演に来られましたが、講演はすごい迫力で一線級の人を実際に見ることはやっぱり大事。所感を書き留めておきます。

・組織に所属することに囚われない。個人としての自分は何者なのか。

・自分の貢献できる分野をしっかり見極めること。

・徹底的に調べることの大切さ。それを元に考え、主張する。

・第一ラウンドで終了にしない。モノになるまで何度でもエンドレスの覚悟で戦い続ける。

・強い意志、行動力があれば、大抵のものは動く。

・「巧く」やらなくてよい。沢山の敵ができてもそこに価値があり、大義があれば味方も必ずいる。大事なのは自分で動き、しっかりした仕事をすること。

・素晴らしく頭の良い人でも、誰もが持つような悩みに囚われることはある。

・破天荒に見える人であっても、礼儀正しく、ちゃんと配慮をしている。

・巧遅は拙速に如かず、について説かれていたが、拙速でも巧遅でもなく、要は必要なものを必要なタイミングでしっかり出していくことが肝心と理解。

 

特に礼節の部分は印象的。熱く、時に攻撃的な意見を体全体で表現しながらも、全体の雰囲気は和やかで、何よりも場が明るく、元気良く、そして礼儀があり、楽しい場でした。

人は、どんなに頭が悪くて何もできなかったとしても、礼節をわきまえることは誰でも出来ると思うし、それは日本人が古来大事にしてきた文化でもあると思う。つい礼を怠ってしまったり、感情に走って礼を失するようなことをしてしまえば、結局いつまでも気になってろくなことはない。新卒の頃、会社間のビジネスにおいても、どんなに相手が失礼であってもそれに流されることなく、正しい社会人として、自分たちの態度は一貫した節度ある態度を貫け、と言われていたことを思い出しました。

後悔先に立たず、ですね。

 

今日もよい一日!

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