2009年より約3年弱、株式会社Voyage Groupにお世話になり、Research Panel Asiaという大きな仕事をやらせてもらいました。
勢いだけで知らない業界に突入していった無謀なチャレンジでしたが、大変なことや辛いこともある中、何よりも沢山の素晴らしい出会いに恵まれ、社内のサポートもあり、沢山の仕事をすることが出来ました。多くの海外の人との交流もありました。いままでの社会生活の中でも何と充実した日々だったんだろうと思います。
しかしながら去年末、あるフィードバックを受けた際、自身の至らなさを瞬間的に感じました。それは、ずっと自分が抱えていた矛盾を放置していたことから結果的に生まれていて、何かを変えなければ本質的にだめなことは自分の中では明らかでした。それをきっかけに、自分なりに悩み、考えた結果、新しい道を模索することに決めました。
2005年の転職から7年が人生の第二周期だったとすれば、まだまだ中途半端だったかもしれませんがそれが終わり、大事な、人生の第三周期に入る、今、そのスタートラインにいるんだと感じています。
不惑という言葉がありますが、40才まであと3年となった今、本当の生身の自分に何が出来るのか、に挑戦し、人生を懸ける大きな道をつかむため、今自分が出来ることを、家族のためにも全力でやりきりたいと思いました。
その最初の一歩を、今日、株式会社Beproudで踏み出させてもらうことになりました。社長の佐藤さんは5年以上前から何かとお付合いさせていただいている、同年齢ながら僕がとても尊敬する人。たくさんの仕事を今まで一緒にやらせていただいたけど、いつも最高に信頼できる人、そして会社でした。今このタイミングでその人と仕事をさせていただくことになるのは、何かの縁だとしか思えないです。
去年亡くなったSteve Jobsの言葉に、”Leave the better world.”という言葉がありました。シンプルだけど自分には非常に刺さった言葉です。
僕がこの世界に入ってきたのは、自分の身の回りにいるようなごく普通の人が使って嬉しい、楽しい、便利、と思ってもらえるような気の効いたサービスや商品を作って、小さなことでもいいからこの社会の発展に直接タッチしたと思える実感が欲しいと思ったのが理由だった。でも、まだまだ全く出来ていない。程遠い。一方で今、ネット業界は完全にグローバル化し、場所がどこであれアイデアと行動力次第で、本気で世界を狙える環境がそこにある。
現段階で自分がやっていきたいと思う分野の軸は見えています。
今更感満載ではあるけれど、あらためて、自分が一緒に働く人に本当に喜んでもらえる仕事をし、良いサービスを作って世界の沢山の人に使ってもらい、自分もそれでHappyになるため、ゼロからまたやり直す気持ちで臨みたいと思います。
いいサービス、いい商品、つべこべ考えず、もりもり作るぞ!